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秋の天体観望会

校長
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朝夕の冷え込みが厳しくなり、なんとなく空気も澄んでいるように感じられます。そんな中、去る11月7日(木)、8日(金)に、本年度2回目の天体観望会を実施いたしました。

18時、開始時間までそれぞれの予定をこなして待機していた生徒達が、集合場所に集まってきました。簡単な諸注意を行ったあと、Y棟屋上の天体ドームへ移動します。初めて屋上に出る生徒達からは、四方が見渡せる景色に歓声が上がります。すでに日が落ち、南の空には上弦を過ぎた月が明るく輝いていました。生徒達は、すぐにいくつかの星に気づいて、互いに何という星かを言い合って空を眺めていました。担当教員から、西の空にひときわ明るく光る星を指さして観望する星の説明をしたあと、順番に天体ドームに入って望遠鏡をのぞいていきました。

まず最初に木星を観察しました。西の空に沈もうとする時間帯にあたるため、空気の揺らぎや屈折の影響で虹色に見える姿は幻想的な感じがして、生徒達からは、「すごい!」、「ヤバい!」という声が上がりました。木星のまわりには一列に整列したように見えるガリレオ衛星も見ることができました。2番目は土星です。有名な土星の環がはっきりと見えたときには、どの生徒も感動の声を上げていました。最後は月を望遠鏡で観察しました。それまでの惑星とは違い、まぶしいばかりに明るく見える様子に、また、表面のクレーターの起伏まではっきりと観察できることに、生徒からは驚きの声がひときわ大きく上がりました。

あっという間に予定時間が過ぎ、集合場所に戻った生徒達は皆、満足げで大きく好奇心を揺さぶられたようでした。(写真は春の観望会のものです。)