ニュース

科学部、サイエンスフェスタ2018

校長
  • 科学部、サイエンスフェスタ2018
  • 科学部、サイエンスフェスタ2018
  • 科学部、サイエンスフェスタ2018
  • 科学部、サイエンスフェスタ2018

8月19日(日)、大阪のハービスHALLで開催されていた「青少年のための科学の祭典大阪大会2018 サイエンス・フェスタ」2日目を見学した。この日は高校生が模試の受験日になっていたため、中学の科学部員たちが会場での来客対応に当たってくれていた。昨年も見せていただいたのだが、相変わらずの多数の参加団体と入場者であった。

到着してまず顧問から報告を受けたのは、今回の出展内容が評価され、創意あふれる優秀な実験展示ということで、「関西サイエンス・フォーラム理科奨励賞」と「優秀賞」をいただいたということであった。早速その展示内容を見学させてもらった。タイトルは、「簡単!水を使って発電」。簡単な材料と水だけで大きな電気を発生させる装置、いわゆる「ケルビン発電機」という、電源を必要としない不思議な装置を作成したというものである。理科が苦手な私には、「コイル部分が+に帯電していたら、そこを通過する水滴はノズル部分で-となって落ちます。......」といった説明を聞いてもよく分からないことが多かったのであるが、実際に箔検電器を使って様子を確かめてみると、箔が開き、確かに発電していることが確認できる。「奨励賞」「優秀賞」を受けた実験とあって、次々にブースに見学者が訪れていた。中には、韓国から参加した高校生たちもいて、専門的な内容を顧問に一生懸命質問している姿があった。

会場全体では、展示側の中学生・高校生だけでなく、見学者としてたくさんの親子連れの姿があった。子どもたちは興味を惹かれたブースで、積極的に実験に参加したり、工作に取り組んだりしている。夏休みの自由研究の参考にと考えているのかもしれない。そして、その子どもたちに向かって、どのブースでも懸命に自分たちの考えた実験を説明し、アピールしている中高生の姿は微笑ましく、頼もしいものであった。高校野球などのメジャーなスポーツ行事とは違って、知る人ぞ知るという世界なのかもしれないが、自分の好きな道を、仲間と共に、楽しく一生懸命に進んでいる生徒たちの様子を大いに評価してやりたいと思った。