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警備員大西さんの退職

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8月10日(金)、開校以来この登美ヶ丘キャンパスの警備を務めてくださっていた大西公夫さんが定年退職を迎えられた。長年に亙って子どもたちを見守ってくださったお礼を申し上げるために、8日(木)に小中高教員有志で警備員室を訪問した。

大西警備員は、その礼儀正しさやきれいな敬礼で本校の児童や生徒にも有名だが、当日も訪問した私たちを丁寧に迎えてくださった。教職員による色紙を私から、花束を梅田校長からお渡しし、退職のお祝いとお礼の言葉をお伝えして、皆で記念写真を撮らせてもらった。

後日大西さんから、「奈良学園登美ヶ丘キャンパスの開校と共に過ごした思い出深い、警備員としての10年余の第二の人生でありました。退職に際しては皆々様から身に余るご厚情を賜り、唯々感謝、感謝あるのみで、他に言葉を得ず、誠に恐縮の至りと存じます。本当にありがとうございました。奈良学園の益々のご発展と、教職員の皆々様のご活躍と、この学園に学び巣立った生徒の皆さんのご健闘と、皆々様のご健康を祈念祈願しております。」と誠に心のこもった丁寧な手紙をいただいた。また、この手紙に添えて、本校の児童生徒たちにと、『138億光年 宇宙の旅』、『超微細 美しい昆虫図鑑』、『ビジュアル大百科 元素と周期表』という3冊の立派な本を寄贈いただいた。大西さんの、子どもたちへの愛情と期待が込められた本ということで、早速ライブラリー等で閲覧できるように手配した。

大西さんは、今年3月の第7期高校卒業生にも、警備員を代表して次のような言葉を贈ってくださった。
「高らかに志旗を掲げて漕ぎ出でよ 波穏やかなる朝も 風雨烈しき嵐の夕も 新たなる海路を目指し 舵をとれ しなやかに したたかに 己と其の可能性を信じて」
このように自分たちを陰に日向に温かく見守ってくれる多くの方々との出会いがあり、別れがあることを児童生徒たちにも知ってほしいと思う。そして、そういう方々への感謝の気持ちを忘れずにいてほしいと思う。そういう思いを持つことがいつか自分を成長させ、自分を助けてくれることに気づいてほしいと思う。