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中学校見学会

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5月20日(日)、中学入試受験予定者を対象にした学校見学会を開催した。さわやかな5月の光と風の中、たくさんの親子連れにお越しいただいた。

参加者に校舎内外をご覧いただいたり、本校の教育内容を紹介したりするのがこの見学会の目的ではあるが、今回はそこに新しい試みを加えた。こうした広報行事の際に、受付や案内、さらには個別の相談を担当する生徒たちがボランティアとして参加してくれたのである。名付けて、「チームなとみん」。本校のマスコットキャラクター「なとみん」にちなんだグループ名である。4月に全校生徒に呼びかけ、それに応じて参加を表明してくれた生徒たちがこの見学会に協力してくれた。

学校見学の際には、少数のグループを作って、それを教員が引率しながら校舎内を巡り、折々に説明を行うというものが一般的である。しかし、引率する教員の数が限られる状況では、どうしてもグループの列が長くなってしまい、後ろの方は教員の説明がうまく聞き取れないということが多々あった。また、教員の説明ではなく、実際に通っている生徒たちの話を聞く方がその学校の実態がよく分かるという声も寄せられていた。生徒会役員には以前から全体説明の中でコーナーを設け、学校生活についての話をしてもらっていたのだが、校内見学の際にもそうした生徒の話が聞けるようにすれば、参加いただいた方の希望が叶えられるのではないかと考えた。

案の定、見学の列の後ろに付いた生徒に熱心に質問されている保護者の方が多く見られた。どんな回答をすべきかという打合せはしておらず、現場での回答内容に対して教員は一切口出しできないので、若干の不安もあったのだが、生徒たちは皆一生懸命に答えてくれていた。自分たちの学校の良いところをしっかりアピールしたい、この学校に憧れを持ってもらいたいという思いが、各自の表情に表れている。事後のアンケートでも、彼らの態度や話の内容を褒めるコメントをたくさんいただいた。「チームなとみん」の生徒たちに大いに感謝である。そしてそれ以上に、彼らの対応力と度胸に脱帽である。