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Y3オーストラリア語学研修①

校長
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6月15日(水)、Y3(高2)生のオーストラリア語学研修の様子を視察した。

13日(月)の夜に関空を立ち、昨夜ゴールドコーストに到着した。機内滞在約14時間、乗り換え待ち時間約4時間の長旅であった。事前に現地から「寒い!」との連絡があった通り、いつもの秋の初めよりは肌寒く感じた。身体が少し縮こまる。現地の先生方から簡単な報告を聞いて、とりあえずは手足を伸ばして寝かせてもらうことを優先した。

今日は生徒たちがお世話になっている3つの学校を見て回った。最初に向かったのはセントスティーブンス校。第1回から交流を続けている学校である。オレンジ色の制服や建物が印象的な明るくかつ知的な感じのする学校である。国際部の先生にご挨拶し、話を伺った後に、生徒たちの教室を覗いた。今日がホームステイ最終日ということで、ホストファミリー宛に御礼の手紙を書いていた。各校共通の課題のようだ。

皆ごく当たり前にそこにいるというのが、彼らの様子を見た最初の印象である。この10日間の成果であろう。ただし、一人ひとりがどのような思いで今ここにいるかは分からない。疲れやホームシックもあるかもしれない。そう思って彼らに「How are you?」と声をかけてみた。決まって「I'm fine」と答えるが、その声の調子に各自の状態を推し量ってみた。でも、一様に明るい声である。逆に、問い返された時に、こちらは「I'm fine. but tired」と思わず答えてしまった。生徒たちは気の毒そうな顔をしてくれた。

次に向かったのは、新しく交流校になったへレンズベール校。こちらはちょうど授業の合間の、バディとのお別れタイムに伺った。バディとの仲も進んだようで、気さくに親しくおやつを食べている。お互いの苦労もあったかもしれないが、やはり若者同士、仲良くなるスピードは早いようだ。最後に訪れたアクワイナス校でも同じことが言えた。休み時間に渡り廊下を話しながら歩いている生徒を見れば、本校生とアクワイナス校の二人ではないか。とても自然に振舞っている姿に感心してしまった。今までの反省をもとに、少しでも生徒にとって良い経験となるようにと工夫してきたことが、多くの生徒たちの笑顔につながったと感じた。
帰国まで、後4日という日の光景である。