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北京師範大附属実験中学との交流余話

校長
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6月11日(土)、本校と交流を行った北京師範大学附属実験中学校の生徒たちが、全日程を終えて、帰国することになった。2日間の交流で、本校としてとても良い経験をさせていただいたので、代表として見送りに行かせてもらった。

北京師範大中学の生徒たちは、本校との交流後、明日香村での民泊体験を行ったり、奈良や兵庫でリサイクルに関わる施設を見学したり、大阪のUSJに行ったりして、今日の帰国日となった。このスケジュールについて先生方にお聞きすると、「まずは日本の学校や家庭での日常を体験させ、日本人の真面目さと礼儀正しさを見せたかった。次には、日本の物を大切にする心、工夫して物を使う取り組みを知らせたかった。そして、あこがれのUSJを楽しませてやりたかった」ということである。日本の中学生や高校生の礼儀やマナーが、中国の方に比べて勝っているのかどうかは分からないが、教師として同じ悩みを持っておられるのだという思いを持った。

昨日のUSJでパワーを使い果たしたのか、生徒たちの顔には、疲れた、眠いと書かれてあったが、搭乗手続きカウンターで私の顔を見つけると、多くの生徒たちが明るい表情をして、手を振ってくれた。使い慣れた「おはようございます」という日本語で挨拶してくれる者もいた。再び、先生方から聞いた話によると、「帰国するとすぐに授業が始まります。この間にもたくさんの宿題を出しているので、出発時の空港や期間中のホテルの中でも宿題を仕上げるのに一生懸命になっている生徒がいました。決して遊び疲れている子ばかりではないのですよ」ということだった。そう聞くと、中国の生徒たちの方がハードな勉強生活を送っているようにも思える。日本の場合は、旅行疲れとその興奮を落ち着かせるのに日数を要するものだが、と考えてしまった。

日本でも中国でも、若者たちは上手に自分たちで楽しみを見つけていくように感じる。素直で柔軟な心を持っているとも言える。そうした心を互いに持ち続けてほしいと願う。謝謝!