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クラブ活動風景②(高校軟式野球部)

校長
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5月5日(木祝)、「春季近畿地区高校軟式野球大会県予選」の決勝が、橿原運動公園硬式野球場で行われた。

前日の準決勝で、兄弟校の奈良学園高校を7対3で破り、堂々の決勝進出である。対戦相手は天理高校。これまでの実績からして県の王者とも言える天理高校に決勝で挑戦する機会を得たということで、応援のために急遽駆けつけることにした。

連日の好天に恵まれ、初夏を思わせる陽気の中、選手たちは決勝戦の緊張と喜びを感じながら、試合前のシートノックできびきびとした動きを見せていた。学校のグラウンドでの練習試合を見せてもらったことはあるが、正式な球場での公式戦を観戦させてもらうのは初めてである。すでに選手たちの保護者の方々がたくさん応援に来ておられ、一緒に応援をということでメガホンを貸してくださった。お母様たちの方が、子どもたち以上に気合いが入っているように感じた。

他校の野球部員たちがグラウンドを整備し終え、両校選手がホームベースを挟んで対峙する。この光景はいつも美しいと感じる。そして、いよいよプレイボール。後攻の本校の選手たちが守備につく。後から振り返ってみれば、この最初の1回表が鍵であった。やや制球の定まらないピッチャーがフォアボールでランナーを出し、やがて満塁に。ライトフライが上がり、タッチアップで1点、と思った時にアクシデントがあった。ライトの選手が肩を痛めたようで、ボールを返球できなくなり、その間を突いてもう1点が入ってしまった。この2点が最後まで効いてくるのである。相手校は3回、4回にも1点ずつを入れたが、本校はそこから徐々に本領を発揮し、タイムリーヒットなどで2点を入れた。守備もよく締まってきた。継投したピッチャーも好調である。ただ、残念だったのは、相手のピッチャーが冷静であったこと、本校の打線に少し気合いが入りすぎ、打ち急いでしまったように見えたことである。

2対4で敗れはしたが、決勝戦での野球部員たちの素晴らしい活躍と清々しい表情を見せてもらうことができた。「奈良学園登美ヶ丘の選手たちの、チーム一丸となって、粘り強く戦う姿が印象に残りました」と大会会長からもお褒めの言葉をいただいた。選手たちに感謝したい。