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室内楽部合同演奏会

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5月4日(水祝)、奈良学園中高(郡山)と奈良学園登美ヶ丘中高の室内楽部、そしてその両校のOB合同による「第6回奈良学園室内楽部合同演奏会」が開催された。

プログラムは、第Ⅰ部で、郡山が「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「360°」「ディズニーランド・セレブレイション」の3曲、登美ヶ丘が「なぞのたからばこ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」の2曲、OBが「メンデルスゾーンとラハナーによる3つのフルート二重奏曲」「ディベルティメントK138」「ブランデンブルグ協奏曲第5番(第3楽章)」とそれぞれの特色を出したものであった。

両校の現役の演奏には、午前中のリハーサルの時から立ち会った。18年前に、当時は男子校だった奈良学園中高でスタートした室内楽部が、女子部員が大勢を占めるようになったとは言え、このように郡山と登美ヶ丘両校で受け継がれていることを改めて感慨深く思った。また、クラシック音楽にこだわることなく、彼らが演奏したい、聴衆に聴かせたい音楽に自由に取り組んでいることを嬉しく思った。一方、OB諸君のプログラムでは、社会人として活躍する者たちが、その忙しさにもかかわらず、時間をやりくりしながら練習を積んでくれたこと、今も楽器を演奏することに喜びを感じていてくれることに敬意を感じた。趣味としての音楽を通じて、人と人の繋がりがどんどん膨らんでいること、その繋がりがまた音楽をより楽しいものにしていることを実感した。

プログラム第Ⅱ部は、いよいよハイドンの101番交響曲「時計」である。幾分練習を積んだとは言うものの、やはり本番のテンポに付いて行くのは大変だった。それでも、今年もまたこんなにたくさんの現役生やOB諸君、さらに生徒たちを指導していただいている講師の先生方と一緒に大曲を演奏させてもらえるのは嬉しい限りであった。また、中学生や高校生がこうした曲に挑み、本番では練習以上の音を奏でることができるということに本当に感激した。大げさだが、底知れぬ可能性を感じた。関係してくださった方々及びご来場くださった方々のお蔭で、彼らはますます奏でることの喜びに浸っていくことだろうと思う。大いに感謝したい。