4月29日（金・昭和の日）、昨年に続いて、進学塾KECゼミナールさんによる「KEC大集合」というイベントが本校を会場として行われた。

午前中は県内のKEC各教室の6年生が集まり4教科のテストを実施。午後にはその解説授業があり、閉会式ではその結果が発表される。そのイベントの中に、本校の校内見学、理科実験、学校説明を組み入れてくださった。200名近くの塾生が参加するイベントであったため、校内見学ツアーは前半・後半に分け、本校広報部の教員が班ごとに対応させてもらった。テストの後の気分転換ということもあって、塾生たちは興味を持って熱心に説明を聞いてくれた。

公開理科実験では、科学部の顧問と部員たちが協力してくれた。「液体窒素を使って、－196℃の世界を見る」というテーマの実験が披露された。液体窒素の中にさまざまな物を入れ、それがどのように変化するのか、なぜそうなるのかについて説明される。最初はバナナを入れて、凍ったバナナで釘を打ったり、凍らせたバラの花を握りつぶしたりという実験。ゴムボールを入れて、それを弾ませる（？）というものもあった。他には、栓を抜いたコーラ瓶を入れて、中のコーラが溢れ出す原理を説明したり、お湯に液体窒素を入れて、雲のでき方を紹介したり、最後にはセラミックスと磁石を使って、リニアモーターカーに繋がる理論にまで及ぶなど、小学生には少し難しいところもあったかもしれないが、どの実験にも塾生たちは積極的に興味深く楽しんでくれた。

この後の保護者の方も参加した学校説明では、サプライズゲストとして、今年KECゼミナールから入学してくれたM3生5名が登場してくれた。「去年のこのイベントでこの学校に来て、入学したいと思った」、「あきらめず、目標を持って、志望校合格に向かって頑張ってほしい」、「入学して、とても楽しく学校生活を送っている。おもしろい先生やいい友だちがたくさんいる学校です」など、塾の後輩たちに向けてメッセージを贈ってくれた。終了は18：30を回っていたが、皆充実した表情で学校を後にしてくれた。