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【古川】中学校・高等学校入学式

校長
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4月4日(土)午後1時より、中学校・高等学校の入学式を開催した。幸いなことに、雨もなく、新入学生たちを桜花の笑顔で迎えることができた。

式辞では、本校の3つの教育目標の中の「科学的に物事を見る力を身につける」にちなんで、本校のサイエンスホールに掲げている47人の科学者の写真パネルを紹介しながら、その中の5番目に掲げているガリレオの言葉を引用した。
・「どうして君は他人の報告を信じるばかりで、自分の眼で観察したり見たりしなかったのだ」
・「人にものを教えることはできない。自ら気づく手助けができるだけだ」
・「見えないと始まらない。見ようとしないと始まらない」
・「あらゆる真実は一度発見されれば理解するのは容易だ。肝心なのは、真実を発見することだ」
・「私は何も学びとることがないほど無知な人に出会ったことはない」
という5つの言葉である。
最後の言葉を受けて、「今までに出会った人、そしてこれから出会う人たちすべてが君の先生なのだと思ってください。他人をうらやましがるのではなく、他人と比べて勝った負けたと損得を計算するのではなく、謙虚に学ぶ姿勢を持つことが大切だと、ガリレオは述べています。君たちの持つ好奇心と謙虚な姿勢をこれからの学校生活で貫いてほしいし、磨いてほしいと思います。期待しています。」と新入生諸君への思いを述べた。

中学から高校に進む新入生代表の「誓いの言葉」では、「時宗を開いたことで知られている一遍上人は『未徹在』という言葉を師匠から受けたと言います。この言葉は『まだまだ不十分だ』という意味で、私たちもこの言葉のように、進歩に終わりはないということを忘れてはいけません。常に前向きに、新たなことに挑む心を大切にしていきたいと思います。」と述べてくれた。彼らの「挑む心」を大いに期待したい。