ニュース

理科の出前授業を行いました

  • 理科の出前授業を行いました
  • 理科の出前授業を行いました
  • 理科の出前授業を行いました
  • 理科の出前授業を行いました

 M1(小5)生を対象に、関西電力奈良支社の方々を講師にお迎えし、「かんでんエネルギー教室」の出前授業を実施しました。

 前半は「電気はどこからやってくるの?」をテーマに、家庭のコンセントから発電所までの電気の流れを、実物の送電線に触れながら学びました。電気が発電所から家まで届くのに1秒もかからないことや、コイルと磁石で電気を生み出す原理を発見したファラデーについて、クイズを交えながら理解を深めました。さらに、火力発電と原子力発電のしくみを、圧力鍋の蒸気を使った実験でわかりやすく紹介していただきました。火力発電による地球温暖化の問題や、それに対応する再生可能エネルギーについても、画像を用いて丁寧に説明してもらいました。

 後半は、手回し発電機を使った発電実験に挑戦。コンデンサーに電気をためて、豆球やLED球、扇風機、電熱線に電気を送りました。豆球がわずか30秒しか点灯しなかったのに対し、LED球は6分以上も点灯したことに、驚きの声が上がりました。さらに放射線についても学び、原子力発電のしくみや、放射線が身の回りにも存在していることを知りました。最後には放射線測定器を使い、クリスタルガラスや塩の放射線量を測定。子どもたちからの「どんなものに放射線が多く含まれているのか」という質問に、カリウムを多く含むものは放射線量も高いことを教えていただきました。

 この日は、さまざまな発電方法と電気の仕組み、地球温暖化や放射線にいたるまで、多角的に学べるとても貴重な時間となりました。