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こども二科展

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10月29日(土)午後、天王寺の大阪市立美術館で開催されている「第65回こども二科展」を見学しました。天気の良い、土曜日の午後ということで、会場に行くまでにある天王寺公園の芝生(最近は"てんしば"という呼び名がついているそうです)にはたくさんの親子連れが集まって、日向ぼっこをしたり、子どもたちと遊んだりという光景が見られました。

今年の本校からの入選は、P1清水さんの「かぶとむし夏の王様」、P1青柳さんの「みんなであそぼ!!」、P4美和さんの「どうくつの湖」、P2勝林君の「海で貝をひろったよ」、M1粟津君の「かわいいバンビ」の5作品でした。
清水さんの作品は、ちょっと言いにくいのですが、タイトルとは違って、どう見てもカブトムシよりクワガタの方が大きく描かれているように思われます。でも、そのクワガタのつやつやとした背の輝きや力強い脚の描き方はとても大胆で、迫力がありました。
青柳さんの作品は、その幻想的な雰囲気と色遣いが優れていると思いました。人物の表情や配置、色の重ね方や配色など、まるで抽象画を鑑賞しているような不思議な気持ちになりました。
美和さんの作品も、一見すると抽象画風です。でも、よく見ると紙を貼って岩のゴツゴツ感を立体的にうまく表現していたり、洞窟内の水の色を単なる青色や水色ではなく、泡立ちや濃淡を工夫しながら不思議な輝きを持っているように描いていたりするところに良さを感じました。
勝林君の作品は、遠くからでも目を引くような大胆な構図に感心しました。しかも、この構図とタイトルの「貝をひろったよ」とのギャップがおもしろく、赤く日焼けした兄弟の素朴で一生懸命な表情が素敵だと思いました。
粟津君の作品は、一目見て、「うまい!」と思いました。バンビの可愛らしい表情と、全身を覆っている柔らかそうな毛並みの描き方が素晴らしいと思いました。黒く大きな目の描き方も本物そっくりです。

児童たちの夏休みの成果がこのように評価され、こうした立派な場所で展示されていることを誇らしく思いました。こうした感性と喜びをいつまでも持ち続けてほしいと思います。