4月23日、年長（PP3）の空組、星組の園児たちが唐招提寺（奈良市）へ春の遠足に行きました。
園児たちは、寺に到着すると元気にお寺の方に挨拶をして、「敷居は踏んじゃダメ」と互いに注意しながら山門の敷居をまたいで通りました。そしてクラスごとに記念撮影をした後、満開の八重桜の下を歩いて金堂（国宝）へと向かいました。

金堂には本尊の蘆舎那仏坐像をはじめ、薬師如来立像、千手観音立像が安置されており、園児たちは、先生から「どんな風に座っているかな？」「みんなと違うところはあるかな？」とたずねられて、「お父さん座りをしているよ」「耳が長いね」と、一生懸命に観察していました。
続いて向かった講堂では、係の方に「仏様の年はいくつ？」「仏様は強いですか？」と、子どもらしい疑問や、四天王像の足元の邪鬼を見つけて「どうして踏みつけられているの？」と不思議に感じたことを質問していました。

この後、地図を手にして緑あふれる境内を巡り、椿や藤、竹林を見つけたり、水の中の生きものを観察したりして楽しい時間を過ごしました。
園児たちは、短い時間の中で建物や仏像を見比べながら、自分たちと同じところ、違うところをしっかりと観察し、「大事にしているんだね」と、文化財のすばらしさを感じとった様子で、有意義な遠足となりました。