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  • 言万葉(ことのよろずは)幼稚園ブログ

大学の先生と観察

園長
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奈良学園大学との共同研究を行っています。
今日は、年中組が水中動物のえびを双眼顕微鏡を使って観察する体験をさせてもらいました。
学園の正面玄関の修景池(ビオトープ)から沢山持ってきていただきました。トレーから網でえびをすくって自分用の小さなシャーレーに入れてからスポイドで少しずつ水を入れていきました。
それぞれのシャーレーの中のえびを虫眼鏡でみていきます。その後、双眼顕微鏡でみていくとえびが透けているのがよく見えて、綺麗な模様も見えます。「見えた!見えた!」と驚いて大喜びです。

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先生は、「えびの身体の中にまっすぐな黒い筋があるでしょう。それは何でしょう?」と尋ねられ、子ども達は、「骨かなあ」とかいろいろ発言。「それはね実は・・・」と言いながら、人体の内臓が出てくるエプロンシアターで「これはみんなの身体の中の腸です。」小腸を取り出してどれだけ長いか見せて下さいました。「みんなの腸はこんなに長いけどえびのこの真っ直ぐな黒い線は、腸なんですよ。そして、こんなに短い腸だからすぐにうんちがでてます。見えるかな?」「みんなは、うんちはくさいとかきたないとか思っていますか?」「でも、このうんちは、藻の栄養になって、藻が育って空気を綺麗にします。えびは、藻を食べて、また、うんちをします。それが繰り返されてこの瓶の中の水も空気もずっときれいなままなんですよ。」と生物の循環の話しをわかりやすく教えて下さいました。また、図鑑を使って調べてみることも教えて下さいました。
子ども達の知的好奇心はますます高まっていったようです。今後、幼稚園のビオトープの水中動物も、観察できたら子どもたちが、継続して探求していけると夢が広がりました。