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論語体験

園長
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論語を小学校の教頭先生に教えてもらいました。
子ども達は、毎日漢詩を素読して言葉のリズム感に親しんでいますが、孔子の論語は、詳しい意味についても、教えてもらいながら素読を行いました。

第1回目は、「子曰く、己の欲せざる所は 人に施すことなかれ」でした。
「『先生は言われました、自分がお友達にして欲しくないことは、お友達にもしないようにしましょう。』と言う意味ですよ。」と教えてもらいました。
年長組では、すぐに意味を理解できたようです。

「論語」には、孔子という中国の春秋時代に生きた思想家の言葉が、まとめられていますが、教頭先生は、「昔の中国に孔子という偉い人がいました。」と孔子の人物画まで、用意して教えて下さいました。

普段している素読では、言葉のリズム感を大切にして、一月ひとつの漢詩を覚えて友達と声を合わせて素読しますが、文章の意味までは、読みません。保護者の方には、えんだよりでお知らせしているので、わかってくださっていると思いますが、子ども達は、あくまでも漢詩の美しい言葉のリズムを素読で唱和する繰り返しです。論語の場合は、今の子ども達に必要な深い意味が語られているので、子ども達も真剣に聴いて真剣に唱和していました。幼稚園の間に、考えて身につけて欲しい意味の言葉でした。

子ども達と共に『子曰く、己の欲せざる所は 人に施すことなかれ』と唱えたいと思います。