延期になっていた年長児の遠足で、唐招提寺へ行きました。日本の歴史や伝統に触れる体験ができました。静かな境内に入ると清々しい気持ちを感じとっていたようです。みんなを救うために、たくさんの手を持つ千手観音様の神々しい姿にも感動していたようです。
「あんなに、いっぱいのお手々で、みんなのことを救ってくれるんだねえ。「いっぱい後ろにも、頭にも仏様がいるねえ。」「耳が大きいから、お願いごとをいっぱい聴いてくれそうだねえ。」「大きなお花の上に座っているねえ。」と一人一人仏様の前で、つぶやいていましたよ。

拝観されている方が「こんなに幼い時から、こういう崇高な場所に連れてきてもらえるのは、いいことだねえ。」と言ってくださったり、境内の鈴楼や鼓楼・宝蔵を見学しながら、描いていると「よく見て学んでいるねえ」と感心してくださったりしていました。
子どもたちは、この遠足での体験を自分たちの感性で捉え清々しい記憶として、将来まで残ってくれたらと思いました。
最後には、鑑真和尚様の身代わり像の前で、自分たちの思い思いの気持ちで拝んでから帰ってきました。