春の日差しが心地良く、園の棚田はタンポポが満開です。
自由遊びの時間、保育室に行くと、制作コーナーで何かを作っていたMちゃんが
「先生、不思議なもの見付けたの」と知らせてくれました。
「何?　何!どんな不思議なもの見付けたの?」
「見る?　じゃ行こう」と棚田に連れて行ってくれました。
そこには、一輪のタンポポが♪
「これこれ、みて、こっちは花が咲いてるけど、こっち側はまだ蕾みなの」
なるほど、不思議なタンポポです。子どもの発見に心を動かされました。

先程、保育室に行った時、Mちゃんはそのタンポポを保護するものを作っていたのです。

そこには「ふしぎなたんぽぽ、さわらないでね」と書いてありました。上には、セロテープが貼り付けられ保護と共に上からよく見えるように工夫してありました。

友達に声をかけると「どこどこ」とみんな不思議なたんぽぽを見に駆けて行きました。

子どもたちは、いつも感性のアンテナを張り巡らして遊んでいます。棚田で遊ぶ子どもたちは、五感を揺り動かしながら、たくさんの不思議や面白さに出会い、探究心や科学的思考力の芽生えを育んでいます。