今年も、棚田一面にタンポポやクローバーなどの草花が咲きました。
園庭に出た子どもたちは、タンポポを摘んだり、四つ葉のクローバーを探したりしながら暖かな春に浸っています。

子どもは、おもしろいことがあるとそのことに夢中になります。
たんぽぽの首飾りをかけて笑顔いっぱいの子、花束にして保育室に飾る子、四つ葉のクローバー探しに一生懸命になる子、「みて、もう１９個も集めた」と集めたクローバーを画用紙に貼る子など、楽しい遊びを広げます。

そんな姿に刺激され、摘んだ草花を画用紙に貼り、本づくりが始まりました。
たんぽぽ・しろつめくさ・さくら・チューリップ・なずな...いろいろな草花を見付けては、画用紙に貼っていきます。
図鑑を準備しておくことで、名前のわからない花は、自分で調べて確認しています。
摘んだ草花を貼ったり、サインペンで花の絵を描いたり、字を書いたりして楽しみます。
そして、オリジナルな『おはなのえほん』や『ずかん』が何冊もできました。

子どもの発想はおもしろいです。草花摘みから絵本づくりに遊びが広がったり、色水をつくったり、花束をつくってお花やさんができたり等、いろいろな遊びが生まれます。私達教員は、教育的意義を考えながら、一人一人が充実感・満足感をもって遊べるように、環境構成や援助に努めています。