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  • 言万葉(ことのよろずは)幼稚園ブログ

礼法参観

園長
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本園では、教育目標の1つに「和の精神を大切にする」を掲げ、日本人が大切にしてきた文化や伝統を子どもたちに伝承していくことを保育の中に位置づけています。

年長児は本学園にある和室を活用して、年間10回「礼法」を学んできました。この日は最終日。保護者の皆様に参観していただきました。

生活様式も変化してきた昨今、和室で過ごすことも少なくなってきてます。子どもたちは、茶道家の赤木先生のご指導の下、お稽古を重ねてきました。和室への入り方から立ち居振る舞いを習い、今日は初めてお茶を頂きます。
みんなワクワクした気持ちでお稽古に入りました。

入室したみんなは、お床を拝見します。先生から掛け物やお花などの説明をしていただきます。

そして「今まで一生懸命練習してきましたね。この部屋ではみんな優しい気持ちになって下さいね。そして、礼儀を覚えて下さい」「みんなはまだ小さいのに、いい姿勢で先生の話もしっかり聞こうと耳を傾けてくれます。よくできているので嬉しいですよ」とお言葉をいただき、いよいよお作法がはじまりました。

「お菓子を頂戴いたします」
「お先に頂戴します」「どうぞ」

今まで習ってきたことがきちんとできています。普段はあまり口にしないお干菓子の味・・みんな頂いてくれました。
甘いお菓子が口の中で溶けた頃合いに、お茶が運ばれてきました。お運びの方にお辞儀をしてお茶を点てて下さった方に感謝して

「お手前頂戴いたします」

お茶碗を手のひらに乗せて回します。
両手でお茶碗をしっかり持って、みんな上手に頂くことができました。

「ありがとうございました」
「みんな上手にお稽古ができましたね。」

赤木先生にもお褒めの言葉をいただきました。そして「子どもたちが上手にできるのは、ご家庭できちんとしつけをして下さってるからですよ。足の運び方も上手にしていましたがとても難しい事なんです。みんな本当に一生懸命お稽古してくれてとても嬉しいです」と保護者の皆様へのお言葉がありました。

「お茶おいしかった。全部飲めたよ。」「ちょっと苦かった」「足、しびれた」・・いい経験ができた礼法の時間でした。