P4～M2生（小学4～6年生）を対象に、情報モラル教育出前授業を行いました。LINEみらい財団のインストラクターの方にオンラインを通じて学ぶ、ワークショップ形式の授業です。

　冒頭は「子どもが好きな辛い食べ物と言えば？」という質問からスタート。カレーやキムチ、ビビンバなどさまざまな答えが出ました。同様に「夜遅い時間と言えば何時から？」という質問では、22時から深夜2時までなど、さまざまな意見が出ました。インターネットを通じたコミュニケーションでは、こうした人によって違う「当たり前」が人間関係のすれ違いやトラブルを引き起こします。

　続いてのワークでは「言われたら嫌なことは？」という質問に対し、「まじめだね」「個性的だね」「マイペースだね」などセリフの書かれた5枚のカードからもっとも嫌なセリフを選び、班ごとにお互いの答えについて話し合いました。文字だけのコミュニケーションでは表情や感情がわかりにくく、真意が伝わりづらいこともトラブルの原因のひとつとなります。

　次に「すぐに返信が返ってこない」「知らないところで自分の話題が出ている」など、されたら嫌な5つのことについてランキングを作り、人による感覚の差を確認しました。そして、感覚が違うことによって起こりそうな対人トラブルを班で話し合いました。

　最後のまとめで児童たちは、「相手がどんなことを嫌がるのか、想像するのが大切だと思います」などとコメントを発表しました。インターネットでの適切なコミュニケーションについて、引き続き学んでいってもらいたいと思います。