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SDGsワークショップを実施しました

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12月20日(金)、M4(中2)生を対象にSDGsにかかわるワークショップを行いました。
 SDGs(「持続可能な開発目標」)とは、2015年に国連総会で採択された2030年までの世界目標で、貧困や教育、気候変動、人権、平和など、人類が直面する課題を17の分野に分けて目標を掲げ、社会や経済課題などの解決を目指しています。

 今回のワークショップでは、SDGsについて講師の方から教わった後、カードゲームを通じて理解を深めました。3人1組のチームを作り、自チームに配られた「教育の無償化」「交通インフラの整備」などのプロジェクトカードの達成を目指します。各世界の状態は「経済」「環境」「社会」のパラメータで可視化されており、プロジェクトが達成されると地球全体が影響を受けます。プロジェクトを達成するために必要な「時間」と「お金」、そして世界のパラメータの条件はカードごとに異なるため、ゲームを上手く進めるにはチーム同士の交渉が重大な鍵となります。限られた時間の中、生徒たちは互いのチームを行き来し、やりとりを重ねていました。
前半が終わり講師の方に中間発表をしてもらったところ、「経済」は絶好調だが「環境」が危機的な状況にある世界や、「社会」だけが大きく落ち込んでいる世界など、各ブロックの課題が見えました。
 後半に入ると生徒たちはさらに積極的になり、余った「お金」を他チームに融通したり、他チームの「環境」改善プロジェクトを支援することで自チームのプロジェクトの条件を揃えたりと、世界全体を意識した交渉をするようになっていきました。自チームの目標達成だけを優先するのではなく、互いが連帯して知恵や資源を持ち寄れば、世界は一歩ずつ良い方向へ向かっていくことが体験できました。