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【科学部】関西光科学研究所を見学しました

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3月15日(木)、科学部21名が量子科学技術研究開発機構の関西光科学研究所(京都府木津川市)を訪問しました。

まず、木津地区(光量子科学研究)と播磨地区(放射光科学研究)に活動拠点がある関西光科学研究所の概要説明がありました。その後、先端レーザー技術開発グループの宮坂泰弘先生によるS-Cube(スーパーサイエンスセミナー)「レーザーを使うと何ができるの?」の講義をしていただきました。レーザーや光の性質の基礎知識から身の回りに使われているレーザー技術を活用した事例までを、わかりやすく説明していただきました。髪の毛1本にレーザー光で穴をあけた様子、また、レーザー光を用いた金属製品の切断や3Dプリンター技術などの最先端の研究の映像に部員たちは釘付けでした。
講演後、世界トップのJ-KARENレーザーなどの装置がある実験棟に向かいました。強力なレーザー光は、がんの治療(重粒子線治療)装置や星の成り立ちを調べる宇宙物理の研究・開発などで役立つようで、温度管理とほこり対策のためガラス越しに見学をさせていただきました。
実験棟の横に位置するきっづ光科学館ふぉとんでは、「ブラックホールの謎!?驚異の深宇宙」と題したデジタルドーム映像を見せていただき、その後、館内を自由に見学しました。

今回の研究所訪問で、科学部員たちは、光エネルギーがもたらす我々への恩恵の深さに感銘を受け、近い将来の科学技術を間近に感じることができました。部員たちの多くの疑問にも丁寧に答えていただき、科学部の有意義な春の研修会となりました。研究員の方々、ありがとうございました。