Y1（中３）・Y２（高１）生を対象に「卒業生によるキャリアトーク講座」を開催しました。以前は各界で活躍されている保護者を講師としてお招きしておりましたが、卒業生たちも実社会で躍進する年代となり、後輩たちの学習意欲の向上と進路実現のために一役買っていただこうという企画です。

コピーライター、銀行の営業、製造業の調達、eスポーツ、技術系・システムエンジニア、研究開発職、建築設計、管理栄養士、獣医師、助産師・看護師、医師といった多彩な"弁士"たちが母校を訪れ、中高時代に取り組んだこと、大学での学問と研究、仕事の内容とやりがい、最先端技術などについて各業界のプロとして、熱弁をふるってくれました。卒業生たちの成長ぶりに目を細めつつ、我々も進路指導をするに当たって必要な各産業界の現状と課題等の一端を垣間見ることができました。

仕事の話以外に、中高時代に「嫌いな科目も興味を持てばよかった」と後悔したこと、大学生活は一言でいうと楽しいし、今より世界が広がるというエピソード、歴史を知っていれば人間が深まること、大学へ行く目的とは、医学部生時代は常に勉強に追われ、尋常ではない暗記量に苦闘しながらも寮生活を謳歌したことなど、先輩から後輩へ経験に裏打ちされたメッセージが伝わりました。

こういう若者たちの真摯な活動が社会を豊かにし、私たちの生活を支えることに貢献してくれているのだなと実感しました。