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Y1キャリアリサーチプレゼン大会

校長
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12月13日(水)3~4限に、9月に実施した「Y1(中3)キャリアリサーチ」についてのまとめを発表するプレゼンテーション大会が大講義室で開催された。本校での「体験学習」は、事前学習・現地学習に加えて、事後のまとめや発表を行うことを基本にしている。今回は、9月にお世話になった企業や研究所について自分たちでまとめたことを学年の生徒たちの前で発表し、その成果を競い合うというものである。

生徒たち自身で取り組ませるという学年教員の方針で、各クラスのホームルーム委員が司会や進行を務めた。ややザワザワするものの、懸命な司会の挨拶を受けて、大会が始まった。各班が用意したパワーポイントの画面は、中学1年時から使い慣れていることもあって、なかなかうまくできている。ただし、問題はその中身である。聞いていると、どうも訪問した企業や研究所のホームページに掲載されているものをほぼ利用したと思われるものもある。自分たちで書いたものではないからか、発表者の説明がたどたどしいのである。さらには、「ん? 内容が理解できているのかな」と感じられるものもあった。それでも皆で考えたことを一生懸命に発表しようという姿勢はどの班からも感じられ、その意味での意義は大いにあったともう。

感心したのは、訪問先の方々の話をしっかりと聞き、それを皆に上手く伝えている班があったことである。後で、大会結果を見せてもらったのだが、私も訪問させてもらった「上六印刷」班が第1位を獲得していた。企業の方の苦労話や仕事に対する情熱を上手く表現できていたからだと思う。他に上位を獲得したのは、「国立国会図書館関西館」班、「奈良先端科学技術大学院大学」班であった。このプレゼンの後には、冊子にまとめるという作業が待っている。より完成度を高めた「キャリアリサーチ」であってほしいと思う。