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【科学部】科学の祭典大阪大会参加

校長
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8月19日(土)、大阪梅田のハービスHALLで開催された「青少年のための科学の祭典大阪大会2017 サイエンス・フェスタ」に参加している本校科学部の様子を見学に行ってきた。会場についてまず驚いたのは、参加団体の多さとその混雑ぶりである。大ホールを中心にした各団体のブースは70を越え、それぞれのブースに先生方や生徒たち、さらには企業や大学の研究室の方々がついて、自分たちの研究成果を熱く語っている。それを子どもたちや他の団体の生徒たちが一生懸命に聞いているという光景があちこちで見られたのである。科学好きの少年少女が一堂に会してはしゃいでいるという印象を受けた。

本校科学部のテーマは「シャボン膜のふしぎ」。生徒たちが配布しているチラシには「いつもはストローなどで膨らますシャボン玉。これがストローじゃなく、モールや針金を使って立方体や三角錐、三角柱で作ったら、シャボン液はどんな膜を作るのでしょうか?実際にモールで形を作って、透明感のある美しい形を作ってみましょう!!」とある。シャボン玉を作って飛ばすという実験ではなく、その膜の形や美しさに注目してもらうのがねらいのようだ。ブースでは、顧問のN先生の指導の下、科学部の生徒たちが子どもたちに針金やモールの輪の作り方を教えている。その輪を石鹸水につけて引き上げると、立体的な輪にそってシャボン膜が出来上がる。説明によると、このシャボン膜は、面積を極小にした状態で表面張力がはたらいて、透明感のある美しい形を作るのだそうである。苦手な私にはよく分からないところもあったのだが、堂々と説明する科学部員たちに頼もしさを感じた。

参加した子どもたちにとっては、夏休みの自由研究の参考になるものが多くあったのかもしれない。また、こうした環境に身を置くだけでも、自分が科学者になったような気分を味わうことができると感じた。科学部の諸君にとっても、自分たちの発表と同時に、より多くの科学に触れる機会を持つことができ、さらなるやる気を沸かせたに違いない。