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Y1英語スピーチコンテスト

校長
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7月22日(金)、先日のM3・M4(中1・2)のレシテーションに続いて、Y1(中3)の英語スピーチコンテストが行われた。これは、レシテーション(暗誦)とは違い、自分の意見を英文でまとめ、発表するものである。クラス予選を通過して、この本選に残ったのは17名。例年より多い本選出場者があり、今年度はレベルの高い発表が期待された。

審査をするため、あらかじめ原稿をいただいていたのだが、いずれもサラッと読めるものではないほどの内容である。記録のために全員のタイトルを掲げてみると、「Where do you read the book?」「Why we can't speak English?」「What is peace?」「Running」「Native species」「People and Robots」「Dealing with information」「Utilization of smartphones and Study」「How to communicate」「Manufacturing of Mitsuoka」「The License system for bicycles」「Why do we study English?」「Importance」「Family」「Human and robot coexist in Society」「Backpack and Schoolbag」「Why we eat?」の17編である。

身近な話題や、社会や科学に対する意見、中には哲学的な考えまである。そして、それを、皆堂々と英語で述べ始める。さらに、授業時に指導されたのであろう、どれも主張とその理由づけがきちんと論理立っている。例えば、「Why we can't speak English?」では、その理由として、「First, there is difference of the rules of grammar.」「Second, Japanese are shy.」「Third, Japanese pronunciation is totally different from English.」を挙げ、さらに詳しく説明をするといった具合である。中学3年生の選ばれた者のレベルの高さを実感した。

評価項目は、内容(Content)のほかに、English(Memorization, Rhythm, Pronunciation)、Delivery(Volume, Eye Contact, Posture)に分かれる。これらに関しても、いずれも甲乙つけ難い出来であり、流暢さや発音の正確さ、少しのミスが勝敗に左右したのではないかと感じた。審査員のコメントの中で、「普段、日本語で話す時よりもずっと上手だった」という学年の英語担当者からの講評があった。思わず苦笑してしまったのだが、"うんっ? ひょっとしてこういう時代がやってくるのか!?"と複雑な気持ちにもなった。ともあれ、Y1生たちの素晴らしい能力の発揮を見ることができ、頼もしく思った。