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北京師範大附属実験中学との交流①

校長
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6月7日(火)、県観光課からの要請があり、北京師範大学附属実験中学校の生徒82名を受け入れ、本校生との2日にわたる交流会を行うことになった。

北京師範大学附属実験中学校は来年創立100周年を迎えるという北京の名門校で、今回日本を訪れた生徒たちはその選抜メンバーということである。本校のスクールバスに乗って到着した生徒たちを見て、まず驚いたのは、中学生とは思えないほど背が高く、体格が良いということである。顔にはまだ幼さはあるものの、体つきは日本の高校生と言ってもよいほどである。その驚きを通訳の方に伝えると、「今の中国の子どもたちは栄養状態も良いし、よく食べますよ」とのことであった。交流する本校のY2(高1)生たちが、年上であるのも関わらず、委縮するのではないかと少し心配になった。

北京師範大学附属実験中学校からの要望は、できるだけ日本の学校の授業や活動を体験したいというものであったので、歓迎会の後は、Y2生全員と一緒に英語の授業を受けてもらった。本校のネイティブの英語教員が中心となって、英語・日本語・中国語を使いながら、生徒同士が自己紹介し合うという授業を行った。いつも思うことだが、本校に若い世代の仲良くなるスピードは速い。最初は少し遠慮しているように見えたが、次にはもう笑い声に変わっている。特に女子同士の会話は早速弾んでいるようだった。最初の授業から心が温まったことを嬉しく思った。

4限目を利用して、日中合同の昼食時間とした。中国の生徒たちは本校の食堂が用意したお弁当、Y2生たちは普段通り持参のお弁当や食堂のメニューを食べながらの交流である。決して流暢な英語が交わされていたわけではないが、日本のこと中国のことをお互い何とか伝えようとする姿があり、ワイワイとにぎやかな昼食時間が繰り広げられた。

午後からは、国語(芥川龍之介『羅生門』)、体育(フォークダンス)の授業があり、放課後にはバスケットボール、バドミントン、バレーボールに分かれてのクラブ活動を体験してもらった。どの活動にも中国の生徒たちの積極的に取り組む様子が見られた。Y2生たちやクラブ員たちも、少しでも喜んでもらおう、仲良くなろうと一生懸命にもてなしてくれた。明日は半日の交流であるが、さらに交流が深まることを願っている。