4月18日（土）午後から「Y3(高2)海外語学研修保護者説明会」を実施した。第4回となる今年度は、5月31日（日）～6月13日（土）の2週間の予定で、例年通りオーストラリアのクイーンズランド州でのホームステイ及び現地校での語学研修を学年の生徒全員が体験する。

生徒たちには、昨年度からの事前研修に加えて、4月から異文化交流のためのワークショップを実施し、観光のための旅行ではなく、現地の家庭や学校で過ごすためにあらかじめ身につけておいてほしいこと、考えておいてほしいことを伝えている。そして、この日は保護者の方を対象に、旅行業者の方よりのホームステイにおける注意点を、以下のように説明をさせていただいた。

・ホームステイは、お客様としてではなく、家族として迎えられる。他人の家庭にお邪魔するという意識を生徒たちにも保護者の方にもしっかり持っておいてほしい。
・コミュニケーションとマナーが大切である。自分から英語で話しかけることを試み、感謝の気持ちを必ず口に出して言えるようにしてほしい。出発までのご家庭においても、そのような体験をさせていただくとありがたい。
・ホームステイで生徒たちがショックを受ける5つのポイントがある。①食事、②人間関係・家族構成、③人種、④生活習慣・文化、⑤他のホームステイ先との比較、である。日本の家庭のようなつもりでいると不満や不安ばかりが溜まることになり、せっかくの機会なのに生徒自身の成長につながらない。「こういうこともあるんだ」と自ら受け入れること、保護者の方もそのことを了解しておいてほしい。

かつて私自身も、「連れて行ってもらって、食べさせてもらって、連れて帰ってもらうという意識ではなく、自らを試し、成長させる研修であってほしい」と生徒たちに訴えたことがある。保護者の方にも、辛抱のいる研修である。