11月14日(金)、園児たちの保護者を対象に、「給食試食会」を行いました。本園の給食への取り組みを理解していただこうと毎年実施しています。

今回の献立は、白身魚のレモンソースがけ、白菜と大根の和え物、味噌汁、五穀ご飯、乳酸菌飲料です。この日の子どもたちの給食と全く同じメニューを、量のみ大人向けに調整をして食べていただきました。本園の給食は奈良学園全体で校内調理をしており、「小さな子どもでも食べやすい大きさや形の工夫」、「子どもの健康と成長を考えた献立と味覚に合わせた旨味を生かした薄味」を心がけています。

試食をした保護者からは、「家では食べない魚を給食では食べるので、どんな風に調理されているのか興味があって参加しました。参考にしたいですね」といった言葉や、「子どもが食べやすい大きさにカットしてあったり、魚の皮ごと食べられるように調理されていたりして工夫を感じます」、「うちの子は給食が大好きです。ありがとうございます」という言葉をいただく一方で、「素材の産地をもっと細かく知りたい」といったご意見をいただき、子どもたちの健康を考える上での食の安全に高い関心を寄せていただいていることが見受けられ、今後の給食調理の課題として承りました。

試食会の後は、本学園の藤原和幸小学校長が「食育を通した子育て」をテーマとしたミニ講演を行い、幼児期の間に「食べ物のありがたみ」や「命の大切さ」を理解した上で感謝する気持ちをもっておいしく食べることができる子どもに育てることが肝要と話され、そのためにも「親が率先しておいしく食べる姿を見せてあげてください」と結びました。