今年度初めて遊戯室で礼法を行いました。例年年長になると作法室で礼法を行うのですが、コロナ禍で、行えずにいました。遊戯室の広い空間で和室の雰囲気を出せる環境を整えて行うことにしたところ、子どもたちは、正座を上手にして背筋も伸ばすことが出来ました。
子どもたちには、和室への入り方、座り方、お辞儀の仕方など一通りの作法が体験できるように、日本の伝統としての礼法の意味を知らせました。将来海外に行ったときには、日本の文化や伝統を語れるように体験させたいと思っています。
お客様を迎えるときには、家人の知らせたい思いの伝わる掛け軸をかけ、庭の花を活け、お茶やお菓子を用意することなどを話しました。
掛け軸は「日々是好日」という言葉を選びました。
それぞれの気持ちの持ち方次第で毎日が良い日になるし、この言葉を心に留めておくことで、しんどい時にも勇気が持てるという話をしました。お花は、庭に咲いている季節の水仙と山茶花を活けて、お客様への優しい気持ちを伝えることや季節を伝えることの大切さを話しました。
「お菓子をどうぞ」と、お菓子をお客様に出すときの作法と次の人に「お先です」と伝えることを知らせながら、周りの人への配慮や思いやりの気持ちを育てるようにしました。
初めてでしたが、凛々しく落ち着いて取り組んでいました。