コロナの影響でいろいろな活動が頓挫してきましたが、今年の年長児の『礼法』の時間が無くなるということがないようにと考え、今日、初めての礼法を行いました。
着物を着て出迎えると子ども達は、びっくり！
いつもと違う姿で作法室で出迎えるといつもの子ども達が急にピッと引き締まりました。気持ちが表情に表れました。教師も一つの大切な環境であるなあと改めて思えた瞬間でした。
いつもと違った空間で気持ちが入った子ども達は、正しい姿勢でお話も聞けました。褒めるより他は無いと感じました。
作法室に入るときの所作から始まり、「真」「行」「草」のお辞儀の仕方も始めてやってみました。
季節の花《われもこうとリンドウの花》を準備して、日本の四季の素晴らしさを知っていくこと（春には桜や菜の花チューリプが咲いてとても爽やかな気候であることなど）がとても大切であるとお話をしました。英語が上手になって海外に行ったときに日本の素晴らしさをどれだけ語れるようになるかが大切なのだということを話すときらきらした目でしっかり聞いてくれました。そのきらきらした目にこちらが感動を受けました。
子ども達は、作法室という場での態度はどうあるべきかということを一瞬で学んでくれたように思いました。今後も礼法を通して子どもの新たな力を引き出して行きたいと感じた時間でした。