幼稚園の廊下からにぎやかな声が聞こえます。年長組の子どもたちがドミノで遊びはじめました。

コマの一つ一つを慎重に並べていきます。「倒れませんように☆」友達と一緒にドキドキしながら並べていきます。気がつくと年中組の保育室の前まで続いています。

「おもしろそう」一人二人と友達の輪が広がっていきます。「仲間に入れて」「いいよ」
どんどん長く繋がっていきます。どんどん面白くなっていきます♪
途中でしかけをつくる子もいます。「ただ並べるだけではおもしろくない。もっとおもしろくしよう。」

夢中になって遊ぶ時、子どもの心の中には、どんどんアイデアが膨らみそれを実現しようと挑みます。「自分で考え創り出す」その過程では、たくさんの「学び」を得ています。

「ア～」並べたコマが倒れます。「アァ～」もう止まりません。でも誰も怒りません。ただ大きな笑い声が響き、また並べ直します。一緒に遊んでいた先生もまるで子どものように大きな声で笑っています。
友達や先生と一緒にドミノを繋げていくことで、いつしかみんなの心も繋がっていったのでしょう♪

年中児や年少児も楽しそうな遊びに誘われ廊下に出てきます。「やっていいよ。」「出来るかな。でも僕まだ無理かな」そんな心の声が聞こえます。側に座ってじっと見ています。でも見て学んでいるのです。

心の中に映したこの遊びをいつかきっと楽しむことでしょう☆