7月7日（金）～8日（土）にかけて、年長組園児が一泊二日のお泊り保育を行いました。

午後に宿泊先のアイアイランドに到着し、ホールで入所式を行った後、NPO法人里山サロンの久保先生の指導の元、木の小枝や木の実などの生駒山麓の自然物を使って、園児達は創造性を発揮してオリジナルのオブジェを作りました。その後は久保先生と森へガイドウォークに出かけます。綿毛がたくさん飛び出す大きな種を飛ばしてもらったり、クワガタがひそんでいる場所を教えてもらったり、ミミズを食べるためにイノシシがほった穴や、モグラがほった穴を教えてもらったり、良い匂いのする植物や実のなる木など、森の自然の中のたくさんのことを教えてもらいました。

ガイドウォークからもどった後は、園児達はリュックの中からお風呂セットを自分で用意し、グループごとにお風呂にはいりました。お風呂のあとは、同じ部屋の園児どうし、写真撮影をしたりして楽しい時間を過ごしました。

夕食は館内のレストランで、ナイフとフォークを使っていただく本格的なディナーです。最初にレストランの方から、ナプキンやナイフとフォークの使い方、スープの飲み方などのマナーを指導してもらいました。園児達は、自分でナプキンを胸にかけ、教えてもらったようにナイフとフォークを使って、お友達や先生とのディナーを楽しみました。

夜7時からは久保先生の案内でホタル鑑賞に出かけました。真っ暗な生駒山麓の池のほとりに集まるホタルを観察することができ、園児達には貴重な経験になりました。部屋にもどって汗をふいてパジャマに着替え、歯磨きし、夜9時にはみんなで眠りにつきました。

翌日は朝6時半に起きて、布団をかたづけ、体操をして朝の散歩に出かけました。朝食をいただいた後は、工作や生駒山麓にある遊具で遊んだ後、正午前に生駒山麓を出発しました。

この2日間、園児達は生駒山麓の自然に親しみながら、親元を離れ、友達と寝食をともにする中で、協調性を養い、自信を持ち、たくさんの思い出を作りながら、たくましい心を育てられたのではないかと思います。