ＰＰ３（年長組）は、『ライオン・キング』の劇をしました。一人一人の演じる姿がミュージカルさながらでした。
お話は、絵本・素話・ＤＶＤ・ＣＤとありとあらゆる方法で、子どもたちと先生が共有しました。特に凄かったのは、登場人物の心情や仕草を先生が演じて見せてそれを観ているだけで、お話の世界に引き込まれる子どもたちでした。
子どもの誕生を喜ぶ場面・勇気のあるところを見せたくて恐ろしい所へいく場面・王になりたくて悪いことを考える場面・罠にはまって王が死んでしまう場面・苦しくても「ハクナマタタ」とお気楽にダンスをする場面・幼友達の女の子と出会う場面・自分のせいでお父さんが死んでしまったと苦しんでいる場面・天国のお父さんと出会う場面・プライドロックに戻って幸せになる場面と心情の深い読み取りが必要な長編物語でしたが、ストーリーが完全に子どもたち一人一人に浸透していました。
そして、楽しい音楽でダンスを踊ったり、少し怖い音楽で、凄みの効いた台詞を真に迫って話したり、ラブリーな場面では、なりきって踊ったりと全員が一体となっていました。舞台袖でも、動物の鬼気迫る足音を鳴らしたり周りの鳴き声を出したりと出演していない時もワンチームになっていました。
全員が主役の劇になっていました。
練習しているときから、本番の演技までずっとずっと涙うるうるの感動の演技でした。
保護者の皆様の衣裳のご協力や子どもたちのへの応援のお陰で全力を出して演じられたと思います。ご協力ありがとうございました。

奈良学園幼稚園