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  • 言万葉(ことのよろずは)幼稚園ブログ

野菜を育てているよ!

園長
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5月の下旬に夏野菜の苗を植えました。年長組は、一人一鉢栽培で、ミニトマトの苗を植えました。「大きくなってね」と収穫を楽しみにしながらお世話をしています。
年少組は、みんなで畑にミニトマトとキュウリの苗を植えました。

「どうやってトマトができるのかな」
「見てみて、ちっちゃいのできてる」

野菜を育ては、子どもたちにとって不思議や発見がいっぱいです。この好奇心が子どもの心を大きく育てます。
水やりも大好きです。教員が「大きくなってねって声をかけてあげたらグングン大きくなるんだよ」と知らせると、可愛い声で「おおきくなってね」と言いながら水をあげていました。
世話を怠ると、植物は育ちません。まずは、教員が植物に心を寄せ、関心を持って栽培することが大切だと思っています。生長の変化に子どもと共に心を動かし、収穫を心待ちにしています。
野菜の力を借りて、子どもたちに命の大切さを育んでいきたいと思っています。

野菜を植えた数日後のことです。棚田で遊んでいた年長の男児が「園長先生、来て~」と言うので「また楽しいことやっているんだろうな」と思いながらいくと、穴ぼこに野菜を植えた残りの土を入れ、そこに棚田に咲いていたヨモギを挿し「これこれトマト植えたよ」「ほんまは、草やけどな」
20㎝くらいの背丈のヨモギは何となくトマトの苗と似ていたのです。

「私、水汲んでくる」と、ちゃんと水もあげていました。Fくんは、落果した小さな柿の実を植え「あ~いつになったら柿できるかな」と何度もつぶやいていました。「種じゃないから芽はでないよ」とは決して言いません。体験して感じ,自分で考えようとすることを大事にしたいからです。子どもから「どうしてかな」と言ってきた時には、一緒に考え知的好奇心を揺さぶるようにしています。

トマトを植えた体験が子どもの遊びの中で再現され、栽培への興味がより深まっていきました。