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理科の実験授業(7月)

校長
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理科の実験授業を見学しました。

Y4(高3)の生物ではニワトリを解剖・観察することで、同じ脊椎動物であるヒトの体について理解を深めます。胸部を切り開き、大胸筋(胸肉)と小胸筋(ささみ)を外し、肋骨の部分を切り取って内蔵の各部位を確認・観察します。気管と食道の違いを観察し、気管にストローを差し込んで空気を吹き込み、肺や気嚢が膨らむ様子も観察しました。生徒たちは興味津々で、メスや解剖バサミ、ニッパーを駆使して、消化管、生殖器、心臓、脳や視神経などもつぶさに観察していました。

M4(中2)では、ブタの眼球の解剖です。眼球の周りの余分な筋肉や脂肪を取り除き、外観をスケッチした後、眼球を手のひらに乗せて解剖バサミで丁寧に眼球を2つに割るように外周を切ります。内部の網膜、脈絡膜、強膜をよく観察し、レンズ(水晶体)を取り外して、形・色・弾力性などの特徴を記録しました。眼球の実物に戸惑っていた生徒も次第に慣れ、真剣に取り組んでいました。

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Y2(高1)の化学では、炎色反応の実験が行われていました。金属線の先に丸めたスチールウールを付け、加熱して冷ましたものを塩化ストロンチウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化銅、塩化ナトリウム、塩化バリウム、塩化リチウムの各水溶液に浸し、ガスバーナーの外炎に入れます。色の変化と元素記号を表にまとめ、炎色反応が物質に含まれている元素の種類を知る1つの方法であることを確認しました。最後は教員による演示実験もあり、鮮やかな色の炎が花火のように立ち上るのを見て歓声が上がっていました。