４月４日の中学校入学式、７日の始業式を終え、中高でもすがすがしく新年度をスタートさせました。

入学式では、新入生代表生徒が「新しい仲間との生活や勉強に不安や思い悩むこともあるかもしれませんが、自分を見失うことなく、ここにいる仲間や先輩方の背中を見て、必ず乗り越えていきます。」と力強く誓ってくれ、在校生代表からは「皆さんがこれからかかわっていく、たくさんの人や物事のどれもがあなたの成長に役立つことでしょう。本校での出会いに感謝し、互いに学び合い、誇りをもって過ごされることを願います。」と温かな歓迎の言葉を述べてくれました。

本校は中高一貫教育を実践する学校であることから、高校の入学式を独立した式典という形では行っていません。始業式に続く学年集会で、改めてY２（高１）生の入学を許可し、校長より「大人としての生き方」について、幕末の志士、橋本佐内の「啓発録」を引いて話をしました。

始業式では、Y４（高３）生にWBC決勝のアメリカ戦を前に大谷翔平選手がメンバーに話した「憧れるのをやめましょう！」の言葉から、「対戦相手のメジャーリーガーを憧れのあまり見上げていたら勝てないと彼が言ったように、東大だって、京大だって、医学部だって、皆さんの第一志望大学は、今はまだメジャーリーグのスパースターのような存在かもしれませんが、憧れてしまったら越えられない。大学の名前にビビってはいられません。憧れから現実の目標と見据え、精いっぱい努力すること、自分に自信を持ち、最後まで諦めないことです。一歩一歩進んでいけば必ず頂上に着けます。」と激励しました。