２学期期末考査後の半日授業期間を利用して、Ｍ４(中2)学年でSDGsワークショップを実施しました。

SDGs（「持続可能な開発目標」）とは、2015年に国連総会で採択された30年までの世界目標で、貧困や教育、気候変動、人権、平和など、人類が直面する課題を17の分野に分けて目標を掲げ、社会や経済課題などの解決を目指しています。

実施したワークショップは、SDGsに関わる環境・経済・社会の問題とその取組について理解を深めることを目標として、与えられたお金・時間・プロジェクトのカードを使って、課されたゴールを達成するというゲーム形式で進みます。「なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか」「それがあることによってどんな変化や可能性があるのか」を体験的に理解していく取組です。

生徒たちは３人一組のグループ内で相談し合い、ゲームを楽しみながらそれぞれのゴールを目指して頑張っていました。前半では自分たちのゴールばかりに意識を向けていましたが、中間発表を通してSDGsの本質に気づき、自分の持っている余剰カードを他人の目標達成のために使うなど、後半では他のグループと協力し全体の目標達成に向けて取り組んでいました。ゲームが終了する頃には「世界は繋がっている」「自分が起点である」ということを理解することができたようです。

この取組は、来年度の沖縄宿泊研修やこれから本校で取り入れていこうとしている「探究型」の学習プランにも導入できる大切な理念として受け継ぎ、展開していきます。