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室内楽部合同演奏会練習風景

校長
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4月14日(土)の放課後、演劇部の新歓公演終了後に、チェロを抱えて大講義室に向かった。5月4日(金祝)に行う「第8回奈良学園室内楽部合同演奏会」(生駒市、北コミュニティセンターISTAはばたきの「はばたきホール」、13:00開場、14:00開演)の練習に参加するためである。これは奈良学園中高と本校の室内楽部の合同演奏会で、各校のステージと合同演奏という構成で行われる。両校の室内楽部に関わってきたことから、第1回から皆勤で参加させてもらっている。

今年の合同演奏曲は、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」から第1・2・4楽章。以前からこの"奈良学園オーケストラ"でこの曲を演奏してみたかったこと、さらには登美ヶ丘校の創立10周年を祝うのにふさわしい曲であると考え、先生方やOB諸君に頼み込み、実現することになった。単に聴いているだけならば、「あっ、あの『遠き山に日は落ちて』の曲ね」だったり、勇ましさと勢いのあるリズムと旋律に心地よさを感じたりするのだろうが、いざ演奏するとなると、それぞれのパートで難儀するところや合わせるのに苦労するところの多い曲である。

両校の室内楽部員、OB・OG諸君、賛助出演してくださる方が集まり、本校の上田先生の指揮で練習が始まった。本番も近づいてきており、この日は全曲を通しながらの練習である。練習の機会が多かった生徒たちはかなりこの曲に慣れてきたようで、難なく弾き(吹き)こなしている。テンポにも十分対応できている。この曲をここまでできるとは大したものである。ところが、合奏練習2回目の私は、小節を数え忘れたり、早いテンポについていけなかったりと練習不足が露呈してしまう有様。とは言え、この「新世界」を演奏しているということ自体に何とも言えない喜びを感じることができた。第2楽章の有名な旋律を奏でるイングリッシュホルン奏者がこの日は欠席。残念ながら、郷愁に満ちた旋律を味わうことはできなかったが、本番までにもっと練習して、曲の中に自分を溶け込ませるようにしておかなければと思った。

両校の関係者だけではなく、できるだけ多くの方に聴いていただければ幸いです。たくさんの方のご来場をお待ちしています。入場無料です。