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Y1キャリアトーク講座

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11月26日(土)、Y1(中3)生を対象に「保護者によるキャリアトーク講座」を実施した。今年度が第6回目になる催しで、在校生の保護者の方にお越しいただき、ご自身の中高生時代のこと、なぜ今の職業を選ばれたのか、今のお仕事はどのような内容で、どのような苦労や喜びがあるのかといったことについてお話しいただいた。

今年度は、建築設計事務所勤務、整形外科医、税理士、工学・機械系技術者、社会保険労務士、バレエ教室教師、化粧品会社勤務、幼稚園教諭の8名の方においでいただいた。お父様5名(うち1名は奥様とご一緒に参加いただいた)、お母様3名(うち1名は保護者ではなく、本校幼稚園教諭)と、女子生徒の進路選択にも配慮した構成である。生徒たちはこの中から希望の2名の方を選び、各50分の講座を受講した。

時間の都合ですべての教室を回ることができなかったため、初めてお越しいただいた方の講座を中心に参観させていただいた。整形外科医のお父さんのテーマは「手術を含めた医療について」。"なぜ年を取ると腰が曲がるのか"という問題提起から始まって、骨粗しょう症の話や腰椎後側彎症の手術のことなど、ご自分の専門領域の仕事内容を説明するところから話が始まった。建築設計事務所勤務のお父さんの講座では、建築設計の職場のことや建築家の魅力として、「ものづくりの楽しさを味わえる。ダイナミックな世界である。いろいろな人や場面に出会い、いろいろな場所に行ける」などの点を紹介されていた。工学・機械系技術者のお父さんの講座では、「理系と言っても、実際に行うのは人とのコミュニケーションが中心である。説明できる力を身につけること、好奇心を常に持つこと、理想を求め、変化を恐れないことが大切です」と語っておられたのが印象的であった。税理士のお父さんの講座では、説明後の質問の時間になっていた。シビアな質問では、「税理士の将来性はどうか?」というものがあった。これに対して、「必ずしもこの仕事が機械にとってかわられるものではなく、人と人のつながりが大事な部分が多い点で、将来にも必要とされる職業である」と優しく説明されていた。

参観させていただいたどの教室でも熱心に聴く生徒の姿が見られ、講師の方々からも、「真面目に、よく話を聴いてくれた。自分の将来について考えている者が多くいて、頼もしいと思った」というお声をいただいた。講師を務めていただいた保護者の方々に感謝申し上げます。