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◇2026-01-30 (金)

大寒のころ 志賀直哉旧居から

  • 大寒のころ 志賀直哉旧居から
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春日野は けふはな焼きそ 若草の
つまもこもれり 我もこもれり (古今和歌集)


2026年1月24日(土曜)、奈良公園の若草山で山焼きが行われました。古来より、いわゆる「野焼き」自体は、雑草を除くための農作業の一環として行われてきましたが、若草山の山焼きは江戸末期ごろから宗教的色彩を帯びた年中行事として形が整っていったようです。さらに戦後には花火も加わり、これを目当てに観光客も訪れる、毎年恒例の大寒のイベントにもなっています。


若草山の山焼きなので、当然皆さんシカさんにせんべいをあげつつ徒歩で若草山の麓へと赴くのですが、実は奈良市の各所に「穴場」の撮影スポットがあります。今回、私はその一つである西の京の薬師寺へと向かいました。若草山・志賀直哉旧居とは方角が正反対ですが、薬師寺の塔を前景に入れられるのが魅力です。普段は怖いくらいひっそりとしている夜の大池も、その日ばかりは望遠レンズを携えた数百人規模の人だかりになっていました。


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志賀直哉旧居においても、奈良学園公開文化講座の運営にご協力いただいている方々をお招きして、旧居から眺める山焼き鑑賞会が密やかに行われていたようです。その時、私ははるか遠くの薬師寺で凍えながら撮影していたので、これは別の奈良学園スタッフの写真です。


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話のついでにお知らせです。公開文化講座と白樺サロンの前期スケジュールが確定しております。こちらの方も何卒よろしくお願いいたします。



さて、冒頭の詠み人知らずの歌ですが、この歌の解釈も諸説あります。個人的には、平安時代の山焼きも実利を超えたちょっとしたお祭りだったんじゃないか、と思っています。いつの時代でも、冬の山焼きは物珍しいものですし、本当の山火事にならないように、その準備は住民総出になりますよね。これを踏まえて超訳すれば、


大都会平安京の喧騒から離れて、古都を見渡す別荘で彼女とまったりしているんだけど、もし山焼きイベントでどんちゃん騒ぎになったら、せっかくのムードが台無しだから、今日だけはマジでやめてよね!


...といった感じでしょうか?

奈良学園 経営情報部 tana

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