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◇2022-10-22 (土)

奈良学園公開文化講座 第55回《芸術と教育 脳の活性化をするために》を開催しました

  • 奈良学園公開文化講座 第55回《芸術と教育 脳の活性化をするために》を開催しました

 10月22日(土)、奈良学園セミナーハウス・志賀直哉旧居にて、奈良学園公開文化講座第55回《芸術と教育 脳の活性化をするために》を開催しました。講師は奈良学園大学 特別客員教授の筒井通子先生です。


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 長年にわたって小学校の校長先生を務めながら、油絵を中心に多くの作品を発表してきた筒井先生に、脳を活性化し生涯を豊かなものにする芸術の力についてお話しいただきました。当日、会場である食堂は絵画やオブジェで飾られ、また多くの方にご参加いただき、たいへん賑やかな雰囲気となりました。


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 『奈良芸術と教育研究所』『夢 ギャラリー&トーク』を主宰する筒井先生。これまでの先生ご自身の体験をお話しいただきながら、生徒作品の鑑賞を行いました。また、簡単な制作体験も行い、新聞紙をひねって形をつくったり、「あたたかい」「つよい」「動的な」などのイメージと色彩を対応させたりと、普段眠らせている感覚が大いに刺激される時間となりました。


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 参加者全員でコスモスの絵をスケッチした後、本物のコスモスが1輪ずつ配られ、観察しながらもう一度描きました。「花びらは8枚だった」「意外に筋が多いね」などの声が聞かれ、実物をスケッチすることで新たな発見があったようです。

 作品を生み出すには自然や外界への気づきや、感覚の把握が不可欠です。芸術は年齢を問わず、いつまでも若々しくいきいきと生きていくためのヒントをくれます。実際に手を動かし、作品から受け取った感覚を述べ合うことで体感をもって学ぶことができました。

 秋も深まった志賀直哉旧居の庭園では、コスモスが咲いています。先生のお話の後で眺めると、そのかけがえのない花1輪の姿が際立って見えてくるようです。

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