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◇2018-10-09 (火)

奈良学園公開文化講座第24回「4k・8kになったら放送文化がどう変わるか」を開催

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10月6日(土)、奈良市高畑町にある奈良学園セミナーハウス志賀直哉旧居において、第24回目の奈良学園公開文化講座を開催しました。


今回は、平成30年度後期の公開文化講座の2回目に当たります。門垣一敏奈良学園大学名誉教授を講師として、「4k・8kになったら放送文化がどう変わるか」という題で講義を行いました。


現在、高解像度放送として「ハイビジョン放送(2k)」が行われていますが、今年12月1日からは、それを超える「超高度解像度放送(4k・8k)」の実用が開始されます。今回は、通称「スーパーハイビジョン」と呼ばれる「4k・8k」放送の魅力を始め、放送によって何がどう変わるのか、そして、どのように観るのかを、4k・8k推進のためのロードマップなどを参考にしながら説明。放送文化の変化にも触れる講座となりました。


講義は最初に、そもそも"4k・8kとはどういうものなのか"について技術的な視点から解説しました。画素数が4kならば2kの約4倍、8kならば約17倍にもなり、それだけクリアな画面が実現すると聞いて参加者も感心されていました。そして、「広色域化」「画像の高速表示」「多階調表現」「輝度の拡張」という4つの特徴があることを説明し、その違いを、豊富な画像を使って紹介しました。


その後、日本のテレビ放送の歴史について、アナログテレビからハイビジョン放送、地上波デジタル放送移行などを経て4k・8kに至るまでの技術から解説。続いて、技術的な変遷や具体的なTV・チューナーなどの機器の販売状況や値段、さらに、2020年の東京オリンピックを目指して普及を図っていくためのスケジュールなどまで、多様な視点から4k・8kについて具体的に話されました。


最後に、4k・8kで放送するに適した番組を考察しました。そして、「そもそも、テレビジョンとは、遠くのものが見えること。だから、世界で起きている出来事と、まるでそこにいるような一体感・共存感を圧倒的なリアリティで達成することだ」と説明して、「テレビの基本はライブ配信・生放送」だと結論を出しました。


参加者の一人、大和郡山市在住の男性(60代)は「まさに、講座のタイトル通り『4k・8kになったら放送文化がどう変わるか』が、よく理解できました」と笑顔で話されました。


当日は、台風25号が近畿地方に最接近した影響で、晴れたり曇ったりの不安定な天候でしたが、中庭の隅には、秋が訪れたことを告げるように金木犀の赤い花が、香しい匂いを放ちながら、美しく咲いていました。

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