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◇2018-08-23 (木)

志賀直哉旧居特別講座2018白樺サロンの会第4回《アルベール・カミュの『カリギュラ』----戯曲と演出》を開催

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奈良学園セミナーハウス志賀直哉旧居特別講座「白樺サロン」、今期第4回目となる今回のテーマは、「アルベール・カミュの『カリギュラ』----戯曲と演出」です。
講師には、関西学院大学教授・東浦弘樹先生をお迎えしました。


冒頭、世界中でカミュの作品を愛読し、その考え方に共鳴する人々が、その魅力を語る動画を紹介されました。
またカミュの生い立ちや、第二次世界大戦、レジスタンス活動、生まれ故郷のアルジェリアの独立など、激動の時代での世界の動向、あるいはサルトルとの友好と決別など、彼の作品や思想を作り上げた背景についてお話しいただきました。


一般にカミュと言えば、小説家や思想家として認識されることが多いですが、本日の講座のテーマでもある戯曲『カリギュラ』を始めとする演劇作家としての一面に着目し、その内容や表現について、実際の台詞を示しながら読み解きました。


また戯曲『カリギュラ』では、ローマ時代の物語ではありますが、カミュは歴史を描こうとしたのではなく、そこに登場する人間を描こうとしたそうです。
そのために、彼は舞台の演出においては、「ローマ風のもの以外なら、どんなものでも構わない」と言うほど、戯曲を普遍的な次元で描こうとしていたことが紹介されました。


また、暴君と言われたカリギュラの背景として、神への反逆を成就するために、自ら神となり、そして殺害されることを望む、「高度な自殺」の意味についてのお話をしていただきました。


最後に、日本とフランスで上演された2種類の戯曲『カリギュラ』の舞台演出をDVDで観せていただき、同じ台本が、演出によって、いかに異なったイメージの舞台となるかを教えていただきました。


志賀直哉旧居の中庭ではサルスベリの花が夏の終わりを告げています。サルスベリは、猿が何度、登ろうとしても、滑って登れないことから、この名が付いたと言われています。まるで、永劫に重い石を運んでも、やがて下まで落とされるお話を描いたカミュの『シューシュッポスの神話』のようです。

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