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◇2018-03-26 (月)

近代文学講座 《文学表現の諸相》後期第5回を開催

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3月26日(月)、セミナーハウス・志賀直哉旧居にて、「近代文学講座―文学表現の諸相―(後期5回目)を、植村正純先生(京大以文会会員)を講師に開講しました。


まず前回の講座に引き続き、誰もが馴染み深いと感じる歌、「ふるさと」の作詞家、高野辰之の背景と、関わる人々などについてのお話がありました。また、作家が「故郷」をどのようにとらえているかについて、井上靖や佐佐木信綱を例に比較考察を行いました。


続いて、ロアルド・ダールの『天国へ上る道』について、そこに登場するフォスター婦人の行動・行為が、物語の進むプロセスにおける変化と相まって、何を表しているのかについての読み解きを受講者と共に行いました。
それに基づいて、フォスター婦人はどのような人物であったのか、あるいはその夫はどのような人物であったのかについての意見を交わしました。
『天国へ上る道』を通して、文学作品では、文脈を通して表現される大まかな人物像はあるものの、多くの場合、登場人物の心理的特性は、それぞれの読者の想像の上に成り立っているものであることが述べられました。
また、我が国では数少ないこうしたブラックユーモア-作品の手法についての特性について学びました。


講座が行われた志賀直哉旧居セミナールームの窓際の花瓶には、椿の花が生けられています。また、庭には、あたたかい季節が近づくごとに、真っ赤な椿の花が、丸ごとそのままの形で苔の絨毯の上に落下しています。花言葉にある、謙虚な美徳と潔さが、志賀直哉を始め、多くの文人たちが表現しようとした日本人の心を象徴しているかのようです。


本日を以って後期5回講座が終了し、次回4月23日(月)から、新たに近代文学講座「近代文学講座―文学表現の諸相―」(前期)が5回シリーズでスタートします。
前期では、この場所に相応しく、主に志賀直哉の『暗夜行路』を読み解くと同時に、奈良と文学について学んでいきます。
 ◇【公開講座】近代文学講座(2018年前期): http://www.naragakuen.jp/news_event/ids/004576.html

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