学校法人奈良学園

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◇2017-05-22 (月)

◇奈良学園公開文化講座 第12回「柳条湖から真珠湾までーリットン調査報告(1932)からハルノート」を開催

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セミナーハウス・志賀直哉旧居において、第12回公開文化講座を開催。今回は「柳条湖から真珠湾までーリットン調査報告(1932)からハルノート」と題して、奈良学園大学名誉教授・奈良女子大学名誉教授の木村優先生をお迎えして、日本が第二次世界大戦へ至った歴史の経緯についてご講義いただきました。


第一次世界大戦後、世界では平和への新しいパラダイムができていたにもかかわらず、日本が「奉天事変」や「満州事変」などを起こし、大東亜戦争へ突き進んでいったのはなぜだったのか。先生は、苦渋の選択をした日本の岐路は「リットン報告書」「三国同盟」「日米交渉」に集約されるだろうと指摘。年表を追いながら、その背景にある英・米・中・ソ・独などとの外交交渉や相互の駆け引きなどについて解説しました。また真珠湾攻撃を仕掛けた山本五十六をはじめとした海軍は最後まで戦争に反対していたなど、さまざまな歴史の裏側にも触れ、参加者の興味をかき立てました。


最後に先生は「あの戦争は何だったのか」「何が起こっていたのか」を私達は正確に知るべきだとし、参考資料も紹介。2時間を超える熱い講演に参加者の皆さんも熱心に聞き入り、講演後も質問が続きました。そして今回話しきれなかった続きは次回のお楽しみとなりました。


夏のような暑さとなったこの日、旧居の玄関前では白糸草が一輪、涼しげな花穂を風に揺らせていました。


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↓2017.5.22_奈良学園公開文化講座 第12回_講演要旨

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