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◇2017-05-15 (月)

特別講座2017白樺サロンの会 第1回『なぜ志賀直哉は日本語を捨てようとしたのか?』を開催

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学園のセミナーハウス・志賀直哉旧居において、特別講座「白樺サロンの会」を開催しました。今年度最初となる今回のテーマは、『なぜ志賀直哉は日本語を捨てようとしたのか?』。講師は、国際日本文化センターの准教授、郭南燕先生です。


"小説の神様"とも呼ばれ、日本文学を代表する作家である志賀直哉ですが、1946年発表の随筆『国語問題』において、日本語でなく、フランス語を国語として採用したらいいのではないか、と提案しました。この突飛とも言える提案の背景には、どんな思いがあったでしょうか。今回は、志賀の日本語観を辿りながら、26年間も続く「日本語放棄論」について学びました。


志賀は、日本語について、「不完全で不便なもの」と述べています。その上で「日本は思い切って世界中で一番いい言葉、一番美しい言葉をとって、そのまま国語に採用してはどうと考えている。それは、フランス語がいいのではないか」と提案しています。


その真意は今なおはっきりはしませんが、講義の中で紹介されるさまざまな文章を読み進めるうちに、志賀が言葉に対して非常に柔軟な考えを持っていること、そして正しい日本語よりも、拙くとも感情がまっすぐに表されている言葉に魅力を感じていたことがよくわかりました。


講義の後半は、受講生の皆さんの質疑応答が行われました。志賀の語学力や外国から見た日本語について、日本語放棄論を論じた志賀の真意の考察など、次々と質問や意見が述べられ、あっという間に講義時間が終了しました。


新緑の美しい季節になりました。旧居の中庭ではツツジがたくさんの花を咲かせていました。

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