学校法人奈良学園

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◇2016-10-02 (日)

◇第3回奈良学園公開文化講座「テンペラ技法から現代アートを観る」を開催しました

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本学園のセミナーハウス・志賀直哉旧居で、本学教員による「奈良学園公開文化講座」を開催しました。


第3回目の今回は、奈良学園大学情報学部教授で画家・日本美術家連盟会員でもある福西三千春先生が「テンペラ技法から現代アートを観る」と題した講義を行いました。


テンペラ技法とは最も古い絵の技法の1つで、顔料と卵黄などを混ぜ合わせた絵具で描く板絵のことです。イタリアが発祥で、油絵以前の初期ルネッサンス絵画にも多く用いられてきました。福西教授はそれらの技法や処方を紹介し、神聖なテンペラアートが現代絵画にも多くの影響を与えていることについて言及。参加者は実際のテンペラ画を鑑賞し、独特の美しさや奥深い魅力を味わいました。また仏陀を描き続ける福西教授は、西洋と東洋の芸術に対する考え方も取り上げ、その背景に潜む神と仏の宗教観の違いや表現の違いなどについても語りました。


講義は現代アートの鑑賞の仕方や現在の日本の芸術界が抱えるさまざまな課題などにも及び、参加者の方も熱心に耳を傾けていました。


旧居の玄関では、庭から摘み取ったホトトギスが山野草らしい清楚な風情を添えていました。


志賀直哉旧居HP http://www.naragakuen.jp/sgnoy/

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