学校法人奈良学園

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◇2016-09-07 (水)

◇第1回奈良学園公開文化講座「仏教彫刻のよろこび」を開催しました

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本学園のセミナーハウス・志賀直哉旧居で、奈良学園大学の教員による「奈良学園公開文化講座」が始まりました(全8回)。第1回目の講師は志賀直哉旧居館長で、奈良学園大学情報学部の大原荘司教授です。仏師文彌師に学んできた本格的な仏教彫刻について講義し、さまざまな仏像作品を鑑賞しました。


会場となった食堂には、大原教授が制作したお釈迦様や弥勒菩薩などの仏像が展示されました。それらの作品やスライドを見ながら、代表的な仏像の特徴について解説。扁平足や手足の指が長いなど、仏像の身体的な特徴である「佛の三十二相」や、彫刻の対象となるさまざまな仏様についても学びました。大原教授は「仏像とは仏心を抽象化して造形されたもの。従って仏様を彫ることは心を刻むことで、念仏と同じ」とし、偶像崇拝を意味しているのではないと語りました。


さらに聖徳太子孝養像を例に、デッサンから木取り、荒彫りなど仏像造りの制作工程を詳しく紹介。使用する木の種類、ノコやノミの使い方などもアドバイスしました。参加者の皆さんも興味深く傾聴。仏像造りの奥深さと難しさが伝わってくると同時に、こうした工程を経て出来上がった心を刻んだ大原教授の仏像が改めて尊いお姿に見えました。


旧居の庭では、芙蓉が大きな花をつけています。これから次々と開花し、訪れる人を楽しませてくれるでしょう。


志賀直哉旧居HP http://www.naragakuen.jp/sgnoy/
 

◇仏像彫刻のよろこび講義資料.pdf(PDF 6.7 MB)

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