学校法人奈良学園

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◇2016-08-29 (月)

白樺サロン特別講座《震災後に読む --アルベール・カミュの『ペスト』--》を開催

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本学園では、セミナーハウス・志賀直哉旧居において、特別講座「白樺サロン」を開催しています。今期第4回目となる今回のテーマは、「震災後に読む --アルベール・カミュの『ペスト』--」。
講師には、関西学院大学文学部教授・東浦弘樹先生をお迎えしました。


『異邦人』の作者として知られるアルベール・カミュ。とてもハンサムで、サッカーが上手な青年だったというこの作家の名が、一般庶民にまで広まるきっかけをなったのが、『ペスト』でした。


『ペスト』が発表されたのは、第二次世界大戦の傷跡が色濃く残る1947年。アルジェリア第2の都市・オランを襲ったペストと、それと戦う人間たちを描いた群像劇です。
また、この作品は、ナチスドイツと戦うレジスタンスを描いた寓話という側面も持ちます。
講座で先生は、時代背景や登場人物の特徴を分かりやすく紹介。さらに、本文を引きながら、カミュの考えを解説されました。


東浦先生は、フランス文学者であるとともに、劇作家、俳優としても活躍されています。講座のなかで、先生が登場人物のセリフを読み上げられると、まるで演劇を観ているかのように、いきいきとその場面を想像することができました。


当日は、台風が接近し、雨模様。けれど、旧居の庭の緑にとっては、久しぶりの恵みの雨になりました。

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